リフォーム・リノベーション・新築・不動産の教科書

リフォーム、リノベーション、新築、不動産など住宅業界ならではの「謎」を解説します。不動産兼建築のプロだからわかる「裏側」と「本音」を一般の方になるべく丁寧にわかりやすく説明することで、住宅取得に失敗する方を一人でも救いたいと思っています

セキスイハイムの価格は高いか安いか?電気代ゼロの理由を調べてみた

f:id:nazokaizin:20160404200658p:image
セキスイハイムで家を建てようか検討されている方は多いかと思います。積水ハウスや、大和ハウス、一条工務店など他の住宅メーカーに比べて高いのか安いのか?特にセキスイハイムは光熱費を抑えるためのゼロエネルギー住宅を推進していますので、経済的なのかどうか調査してみました。

 

 

セキスイハイムが進めるスマートハイムとは何か

 
セキスイハイムというのは積水化学工業という会社の住宅ブランドのことですね。ゼロエネルギーハウス「スマートハイム」の販売に今相当力を入れています。
 
 
ではスマートハイムとは何か。これは、太陽光発電システムとHEMS(ヘムス)を搭載した新築住宅になります。HEMSとは電力の使用状況などを見えるようにする設備のことです。
 

スポンサーリンク
 

太陽光やHEMSをつけた家はお得か?

 
積水化学工業では「電力量収支実邸調査」というの2014年に行っているようです。これはセキスイハイムを買おうとしている人には是非見てもらいたい資料ですね。ウェブサイトに載ってますが、ここで解説しちゃいます。
 
 
これは2013年の1年間に積水化学工業で家を建てた家1726邸(すごい数!)を調査したものですね。何を調査したのかというと、「一次エネルギー」の消費量がゼロ以下かどうかといこと。結果として、59%の1015邸がそうだったようです。
 
 

6割が太陽光で月々の電気代をまかなっている

 
どういうことかというと、月々かかる電気代がゼロ円だということです。仕組みは簡単で太陽光発電で電気を作って、それで使う分をまかなうというもの。
 
ネット上に上がっている記事を見ると、そういうエコな家を買うと、住んでいる人が電気を無駄にしないようにしようという意識も高まるようで、これも電気料金が下がるということです。
 

電気料金が高い家と低い家、どちらが欲しい?

 
ここで考えて欲しいのは、家を買うときに、家代と土地代だけ考えればいいわけじゃないということです。
 
何十年と住むわけですから、その間にかかる光熱費はいくらなのかということも考える必要があります。寒くて、冷暖房費がガンガンかかる家は、たとえ安くても、ランニングコスト(維持する費用)がだいぶかかります。
 
 
当然しっかりと断熱されていて、無駄な冷暖房費がかからない家のほうが光熱費は安くなります。そこに太陽光発電をつければ、電気をまかなえます。もちろん、太陽光発電の設備を取り付ける費用はかかりますが、大事なのは建てた後のランニングコストを考えることです。
 

太陽光発電の新築は増えている

 
積水化学工業では2003年から太陽光発電を搭載した住宅作っているみたいですね。ここ5年くらいは、HEMSや蓄電池も合わせて売っているようです。企業のリリース欄にありましたが、新築、リフォーム含めると太陽光発電搭載住宅は14万棟を超えており、ギネス世界記録に認定されているそうです。
 

建てた後の光熱費の見積もりを

 
この流れはどの住宅メーカーでも同じです。おそらく相見積もりされている方は、太陽光発電をつけますか、どうしますかみたいな営業をされているかと思います。家を建てる見積もりだけでなく、建てた後にどれくらいかかるかも合わせて営業マンに相談することが大事です。

スポンサーリンク