リフォーム・リノベーション・新築・不動産の教科書

リフォーム、リノベーション、新築、不動産など住宅業界ならではの「謎」を解説します。不動産兼建築のプロだからわかる「裏側」と「本音」を一般の方になるべく丁寧にわかりやすく説明することで、住宅取得に失敗する方を一人でも救いたいと思っています

絶対に失敗しない工務店の選びの方法3選!これだけチェックすればいい家が建ちます

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工務店で家を建てようかな、と考えている人は多いかと思います。積水ハウスなどの大手ハウスメーカーは坪70万円とかですから、ちょっと手が出せない、という方は、地元の工務店で建てるという選択肢になると思います。
 
でも世の中には何万社という工務店があります。どう選べばいいのか、迷われる方も多いと思いますので、今日は失敗しない工務店選びの方法について3つ紹介したいと思います。

 

 
 

工務店選びのコツ1 断熱・気密について一定のこだわりがある

 
多くの人は新築を建てて、快適に住みたいと思っているはずです。では、家の何が人を不快にさせるかというと、それは温度です。例えば、夏場暑くてクーラーをガンガンに使って、体調を崩す。あるいは、冬場は寒くてこたつから出ることができない、朝寒すぎて起きれない、家の中でコートをきている。これらは全て家の断熱性・気密性が低いからなんです。
 
 
ですから、必ず一定レベル以上の断熱性能と気密性能がある家を作れる工務店にしましょう。そのためには面倒かもしれませんが、まずきちんとご自身が断熱について学び、それを工務店の担当者に疑問を投げかけ、きちんと満足いく回答をしてもらえるかどうかをチェックします。
 
 
あるいは、その工務店の家の見学会などに出向き、断熱へのこだわりがあるかどうかをチェックしましょう。断熱にこだわりがない家は、いくら見栄えが良くても、冬寒く夏暑いため、「失敗した」という大きく満足度が下がります。
 

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工務店選びのコツ2 長持ちする家を作れるのか

 
20年30年でガタがきてしまう家を作っている工務店は、最近は減ってきましたが、実際にはそういうレベルの工務店もまだまだあります。今や長期優良住宅という名称は家を建てようと思っている方にとっては知られるようになりましたが、こういう家をきちんと問題なく建てられるかどうかをチェックしましょう。
 
これまでどのような性能の家を建てきたのかどうか、工務店に過去の事例を見せてもらいながら、いろいろ性能へのこだわりを聞きましょう。
 
 
あるいは築20とか30年経った家に連れて行ってもらうのもいいかもしれません。そこで見せれない、と言われたりしたら頼むのは中止です。おそらくボロボロになっているから見せたくないのでしょう。
 
 

工務店選びのコツ3 リフォームもきちんとやっている工務店である

 
家を長持ちさせるには長期優良住宅のようなきちんとした性能を持つ家を建てるのはもちろんですが、それだけで長持ちするわけではありません。定期的にチェックして、何か破損やトラブルがあったらすぐにリフォームしてもらうことが大事です。
 
 
工務店というのは小さい規模の会社が多く、十分にリフォームをやっているケースは少ない会社も多いのですが、きちんと点検とリフォームをしてくれている会社の方が安心です。ですから工務店に、定期点検は何年と何年ですか、といった質問や、リフォームやアフターメンテナンスはどうやっていますか、と質問して、きちんとした答えがあるかをチェックしましょう。
 

工務店を選ぶのはとても難しいこと

 
3つポイントを紹介しましたが、このような工務店があなたの住むエリアにないことも多いです。実際に上の3つを満たす真面目な工務店というのは、街に1〜2社あるかどうか。
 
ちょっと遠いところだけどいい工務店があったという場合、電話してもあまりいい返事をもらえないことが多いです。工務店というのはあまり遠いエリアからの注文を受けたがりません。やはり現場が遠いと移動が大変だからです。
 
 
ただ、何も条件なく誰でもいい、という感じで工務店を探すのだけはやめてください。大きな買い物ですから、失敗して欲しくないのです。
 
手間と時間はかかりますが、まずは自分でも知識を身につけてください。
わかりやすいオススメの本はこれですね。

 

住まいの解剖図鑑

住まいの解剖図鑑

 

 

そして様々な工務店に出向いて一つ一つどんな考えを持った工務店なのか話を聞いていくという地道な活動が結果いい家を作ることにつながります。

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