リフォーム・リノベーション・新築・不動産の教科書

リフォーム、リノベーション、新築、不動産など住宅業界ならではの「謎」を解説します。不動産兼建築のプロだからわかる「裏側」と「本音」を一般の方になるべく丁寧にわかりやすく説明することで、住宅取得に失敗する方を一人でも救いたいと思っています

新築もリフォームも、知り合いの業者や親戚の工務店に頼むのはやめたほうがいい2つの理由

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新築やリフォームをしようと思った時に、多くの人が悩みむのが業者選びだと思います。できたら安く、そして品質良くやってくれる工務店さんや、リフォーム店さんがないかどうか、は気になるところですよね。

 

そんな時に、候補の一つとなるのが、友人・知人の知り合いの業者に頼んだり、親戚関係にある人の業者に頼んだりするということ。ネット上ではけっこう、知っている業者に頼んだほうがいいですよ、という意見が多いのですが、必ずしもそうではありません。その理由を紹介していきます。

 

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知り合いのリフォーム業者・工務店なら工事を安くやってくれるはウソ

 

知り合いの業者に頼むと、安くやってくれるのでは、ということがけっこうネット上では言われていますが、そうとも限りません。まず見積もりをもらった時点で、どこにどれくらいの利益が載っているのかが全くわからない、というのがリフォーム業者や工務店の見積もりです。

 

 

実際業者はどこに利益をのせるかというと、キッチンやお風呂などの商品に利益がのっていたり、職人の施工費(工事費)のところにのっていたり、諸経費にのっていたり、設計費にのっていたり、業者によってもバラバラなんです。ですから、作った業者しか利益がどこにのっているのかわからない。

 

 

なので「安くしといたよ」なんていわれても、本当に安くなったのか不明です。いい材料じゃなくて安い材料にして利益をとったり、施工の職人のグレードを下げてコストを減らし、利益を増やしたり、いくらでも利益ってのせられるんですよね。だから「安くなる」というのは必ずしもそうではありませんよ。

 

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知り合いのほうがなんとなく品質良く工事を仕上げてくれそうな気がする、はウソ

 

こういうこともよくネットで書かれています。大手のハウスメーカーとか、リフォーム店に頼んでも工事をやるのは下請けだから、知り合いの工務店とかのほうが安心ですよ、というような、意見ですね。

 

 

よく考えてみればわかるとおり、知り合いだから工事品質がいい、なんてことはありません。当然ですよね、知り合いかどうかは、職人の腕や設計士さんのデザイン力と関係ないですから。

 

 

しかも腕がいいかどうかって見極めるのは非常に難しいです。だって素人なのに職人さんの作業を見ても、それが本当にうまいのか、へたなのか、判断しにくいと思います。

 

 

むしろ知り合いのほうが、工事に不満があった時に関係を壊したくないから、クレームがいいにくい、という話をよく聞きます。実際そうですよね。頑張ってリフォームしといたよ、っていわれたら、文句つけにくいです。知らない業者のほうが「直して」といいやすいと思います。

 

業者選びのコツは?

 

もちろん、知り合いの業者で腕が良くて安い、という会社だってあるとは思います。知って欲しいのは、知り合いだからって安心しないほうがいいよということです。新築やリフォームは高い買い物です。

 

 

すべては選んだ業者で品質がきまります。業者選びは慎重にしてください。ポイントは何度もこのブログでお伝えしていますが、比較すること。相見積もりすることで、どの業者がいいか悪いかがわかりますから、ぜひ様々な業者を調べて、相談してみてください。相談はどこでも大抵無料ですから。よきリフォームを。

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