できれば賃貸じゃなくて自分の持ち家が欲しいなと思う人は少なくないはずです。しかも多くの人が例えば買えるのだとしたらいくらくらいの家が買えるのだろうということをほとんど知りません。家が欲しいとは思うけど、いくらの家が買えるのかわからないので、結局買うのを諦めてしまったり、なんとなく言葉にならない漠然とした不安を抱えて臆病になるという方が多いです。人生最大の買い物とも言われる「家」を買う際のその不安を取り除く方法を紹介します。
スポンサーリンク
まずはあなたが生涯いくら稼げるのかを「自己分析」しましょう
家を買うときに多くの方が間違えてしまうのですが、ローンをいくら借りれるか、ということで、買える家を決めようとするんですね。不動産屋さんやハウスメーカーに行ってローン診断をしてもらうと、4000万円借りれます!といったことを言われて、なんだ結構借りられるんじゃん、不安とおさらば〜みたいな感じの人が多い。でも当たり前なんですけど、借りられる額が返せる額ではないんですよ。
私は家を買う方にライフプランと言うものをおすすめしています。これは自分が今後、生涯にわたって、どれくらい稼げるのかということを調べるものです。よく生命保険の営業マンとかがライフプランをしてくれるのですが、これは後回しです。自分のことは自分が一番知っています。だから、私はまずは難しくても自分の頭を使って生涯稼ぐお金のことを調べて欲しいんです。そのお金を割り出したら、家に使っていい額の目安もわかります。
男性30歳なら80歳までいくら稼げるのか
例えば、あなたが仮に男性の30歳になったばかりだとする。この先寿命まで仮に80歳だとしたら、あと50年ありますよね。この50年間、いったいあなたはいくらの収入を得られるでしょうか。そんなの計算できないよ、と思うかもしれません。でも、今のあなたの会社を勤め上げて、そのあと年金をもらって生活する、という一般的なライフプランからやってみてください。
年収がどれくらい上がっていくかというのはあくまで推測になってしまいますし、将来年金がいくらもらえるかということも、今後の税収次第でわかります。でも、シミュレーションしてみるということがとても大事なんです。いくらでしょうか?5000万円ですか?1億円ですか?ざっくりわかるだけでもお金の不安が解消しますよ。少ない!となればもっと稼がないとという行動になるわけですから。つまり、家を買うということを契機に、生涯入ってくるお金のことを真剣に考えてみるんです。これが大事です。
そして出て行くお金「支出」というものも考えてみる
もちろん、入ってくるお金ばかりではありません。出て行くお金もいっぱいあります。子供がいれば教育費というものがかかります。例えば今賃貸で持ち家を買わないという選択肢をとったら80歳まででいくらかかるのでしょうか。お金の出入りをシミュレーションするのです。そうすると漠然としたお金の不安というものが少しずつ和らいでいきます。人生最大の買い物を前に、まず一呼吸おいて、それから自分の人生のお金の出入りについてしっかりと向き合ってみてください。それから家を買うと決めても全然平気ですよ。
スポンサーリンク