リフォーム・リノベーション・新築・不動産の教科書

リフォーム、リノベーション、新築、不動産など住宅業界ならではの「謎」を解説します。不動産兼建築のプロだからわかる「裏側」と「本音」を一般の方になるべく丁寧にわかりやすく説明することで、住宅取得に失敗する方を一人でも救いたいと思っています

リフォーム費用の相場を知る方法3選!「詐欺や悪徳業者の見積もりにだまされました」

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リフォームをしようと思っているけど、いったい費用ってどれくらいかかるの?と思う方も多いかと思います。実際にリフォーム業者の中には悪質な業者もいて詐欺や悪徳業者の見積もりにだまされました」となげく方も多くいます。今回は価格相場を知る方法について紹介していきます。

 

 

1 複数の会社に相見積もりする

 
相見積もり(あいみつもり)という言葉は知っていますか。複数の会社に見積もりすることです。一戸建てにしろマンションにしろ、必ずたくさんの会社に見積もりを取ってください。
 
ポイントは以下の通りです。
 

まずはリフォーム会社に問い合わせる

 
まず、知っている会社に問い合わせましょう。例えば、自宅に入ってきているチラシの会社、ネットで見つけた会社、街で見かけた会社、紹介してもらった会社、なんでもいいです。問い合わせ、希望のリフォーム内容を伝える。例えばキッチンがリフォームしたい、風呂をリフォームしたい、内装をリフォームしたい、こういう感じですね。そこでおすすめの商品を選びたいので、様々なメーカーのカタログを持ってきてくださいと伝えます。
 

カタログなどでキッチンなどリフォーム商品について学ぶ

 
そうすると普通の会社であれば、例えばキッチンリフォームだったらカタログを何メーカーか持ってきます。きてもらうと大抵、今のキッチンはどんな状況ですかと、簡単な調査が行われます。そこでおすすめのキッチンについて話を聞いていきます。ここで重要なのは、なるべく様々な種類のキッチンを教えてもらうことです。
 
 
それから、次回は一緒にメーカーのショールームに連れてってもらう、ことを相談します。あるいは自分で教えてもらったキッチンメーカーのショールームに行ってそこのメーカーさんから話を聞くのでも大丈夫です。
 
そこであなたはおそらく欲しいキッチンが大体決まってきます。そこでそのキッチンを指定して、最初の業者に見積もりを取ります。
 

一社だけに見積もり依頼をしてはいけない

 
見積もり書をもらってさまざまな説明を受けます。例えばそこに100万円と出てくるわけです。ただ注意して欲しいのは、その100万円は高いのか安いのか、相場からみてどうなのかはまだわからないということです。
 
ですから一旦検討しますと見積書を預かります。そして、次はインターネットで探した業者や地元の工務店、知り合いの紹介など3社くらいに、ほぼ同じ内容で見積もりを依頼します。そうすると、90万円だったり、110万円だったり、70万円なんていうのも出てきます。
 

比較することが大事

 
そこでポイントは最初の見積もりを基準にして、なぜあなたの会社は安いのか、高いのか、を聞いていくことです。例えば「うちは人も少ないので広告費も使ってないからやすくできる」とか、さまざまな理由を言ってきます。そこであなたが納得できる理由があり、価格にも納得できる業者を選べばいいんです。
 
見積もりが高くても「うちは大手なので高いですが安心です」という言葉があなたの心に響けばそこで決めていいわけです。
 
比較でしか相場はわかりませんので、必ず相見積もりしてください。
 
 

2 リノコで価格相場を調べる

 
最近はオンラインサイトでリフォームを売る会社が増えてきました。その代表的なものがリノコっていうサイトですね。リフォーム検討者なら一度は見てみてください。
 
このサイトはあらゆるリフォーム商品をネットで注文できます。それなら色々サイトがあるよ、と思われますが、リノコのいいところは商品を注文すれば職人まで派遣してくれるところです。
 
 
だからキッチンとか風呂(バスルーム)とか壁紙とか、商品価格に工事費が含まれた価格が掲載されているんです。だから1で伝えたように、見積もりを業者からとったらその商品がネットでどれくらいで売られているかをリノコをつかって調べるわけです。同じキッチン名で調べて、高いか安いかをチェック。
 
 
私がリノコを見たところ、平均よりやや安いかかなと思います。リノコはリフォームの営業マンがいないので、その分リフォーム代金を安くできるわけです。だいぶ安かったらリノコに頼んじゃうというのも手ですね。
 

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3 リフォーム一括見積もりサイトを使う

 
もっと手早く価格相場を知りたいときは、一括見積もりサイトを使いましょう。
 
おすすめはホームプロ一択。このサイトに匿名で見積もり依頼できます。例えばキッチンリフォームを依頼すれば最大8社から見積もりが送られてきます。
 
それだけ来れば見積もりが比較できます。ただ注意点は、キッチンという漠然とした依頼だと、みんな別々のキッチンの見積もりが来ちゃうので、先にキッチンメーカーのショールームを回って、お気に入りを決めて、その品を使ってキッチンリフォームしたい、と伝えた方が比較しやすいです。
 
そしてもう一つの注意点は、価格だけでなく、メールの丁寧さ、対応の早さも比較して好感が持てるところに頼みましょう。
 
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マンションも戸建ての相場も同じ?

 
マンションと戸建てではリフォーム代金が異なりますので注意してください。マンション用というリフォーム商品もありますので、ですから上の紹介した方法を試す際にはマンションか戸建てかをきちんと伝えましょう。
 

リフォーム相場の坪単価は?

 
新築だと坪単価でいくらという風に、見積もりを比較して相場を見極めますが、リフォームは普通坪単価でだしません。
 

リフォーム価格も大事だけど

 
ここまでお金の話をしてきましたが、当然安ければオッケーということではありません。安いには安いなりの理由があるわけです。材料を安くしたり手抜きしたり。もちろん高ければいい工事をしてくれる、とも言い切れません。単に利益をたくさんとっているところもありますから。ですから相場を見極めて、納得できる、信頼できる営業マンを見つけることが大事です。

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