リフォーム・リノベーション・新築・不動産の教科書

リフォーム、リノベーション、新築、不動産など住宅業界ならではの「謎」を解説します。不動産兼建築のプロだからわかる「裏側」と「本音」を一般の方になるべく丁寧にわかりやすく説明することで、住宅取得に失敗する方を一人でも救いたいと思っています

リフォーム詐欺にあった。悪徳業者がよく使う手口3選

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リフォームをされる方の大きな不安は、業者に騙されないか、詐欺にあわないか、といったことです。ネットにも母が詐欺にあった!といった悲しい書き込みが多くあります。

 
悪徳なリフォーム業者が使う詐欺の手口を3つ紹介しますので、くれぐれも注意してください。

 


 
 

リフォーム詐欺パターン1 必要ないリフォームを不安を煽って契約させようとする

 
最もよくあるパターンがこれです。例えば、屋根を点検させてくださいと屋根の上に登り、「大きなヒビが入っていますね。このままだと雨漏りが起きて、家が腐ります。今リフォームしとかないと1000万円くらいかかると思います」なんていうわけです。
 
 
もちろん実際にヒビが入っていたらなるほどと思う部分もあるとおもいますが、実はこれが全くの嘘だったりするわけです。用意周到な悪質業者は屋根のヒビが割れた画像をスマホに入れておいて、「ほらひび割れてるでしょ」と嘘の説明をしてきたりします。
 
 
その他の勧誘パターンとしては、床下に潜って、このままだと水が入って木も腐るし放っておいたら大変な事になる。人間でいうとガンですね、といった感じです。もちろん実際にそういう状態になっていたら問題ないですが、これが嘘だったりするんです。なぜなら床下は素人じゃ潜れないですからね。
 
 
こういうものは、法的には不実告知という違反になります。
 
 

リフォーム詐欺パターン2 認知症患者を狙う

 
よく高齢者がリフォーム会社に騙されたというニュースがありますが、この場合、騙されたお客さん側が認知症のことがけっこうあります。外壁塗りませんか、300万円で綺麗にできますよなんてしつこく営業して、無理やり契約してしまうんです。認知症だと判断力が乏しくなるケースが多いので、リフォームしたくなくても契約してしまうようなことが実際にはあるんですね。
 
 
こんな事件の場合、「親が騙されてる」と気づくのは娘さん息子さんなどの子世帯です。ですから、親がリフォームするらしい、と聞いたときはどんな内容なのか契約なのか金額はといったことを把握してあげてください。知らず知らずに強引に契約が進んでいるときがあります。
 
 

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リフォーム詐欺パターン3 契約したのに工事しないでいなくなる

 
契約したのにいつまでたっても連絡がこないので、会社に電話したら繋がらなかった、なんてこともあります。契約までは上手いことを言って、うちは前払金をお願いします、なんて行ってくるわけです。でもお金を払っても工事が始まらないというわけです。大金を持って持ち逃げですね。
 
 

「リフォーム費用の見積もり高い」は詐欺ではない

 
勘違いされる人も多いのですが、リフォーム見積もりが高いので詐欺だ、という言われる方も多いのですがこれは間違いです。値段は各社が勝手に決めていいものであり、不満なら払わなければいいんです。法律的にリフォーム費用はいくらにしなければならないというものはありませんからね。

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