投資用マンションの販売会社の方と話す機会がありました。投資用マンションっていうのは、賃貸住宅として貸し出して毎月家賃収入が得られるマンションのことですね。これを投資したい人(投資家)に売る不動産会社があります。最近は若いサラリーマン向けに、マンションの一室だけ販売するようなビジネスも出て来ており、若い人でも投資家として活躍している人もいますよね。今回はこういう販売会社へ就職、あるいは転職して大丈夫なのか、きつい仕事なのかどうか、私なりの意見を書いていきたいと思います。
賃貸住宅が飽和状態にある中で、投資用マンションは売れるのか?
そもそもなのですが、今賃貸住宅の数が増えすぎて空き家になっていることが業界の共通認識です。アパートやマンションを持っているオーナーさんは、いつ入居者が出ていって違う賃貸に引っ越してしまうのかヒヤヒヤものなんです。少子高齢化が進み、賃貸物件の数が増えて来ているからです。
こんな時代背景の中で投資用マンションはいかがですか?買いませんか?といったって、心に響く方はそう多くはない、というのが私の見方です。ですから投資用マンションの販売会社で働く、営業マンとして活躍するというのは簡単じゃありません。なかなか売るのが大変ですからね。
年金が不安じゃありませんか?と心から言えればやっていける
その投資用マンションの会社の方に聞いてみたんです。こんな時代に物件を買う人っているんですか?と。すると、買う理由の一つに年金不安がある、と言われました。確かに若者にとっては年金は不安です。多分もらえないという諦めさえある人もいます。だからその不安に備えるために投資用マンション物件を買うんだと。
確かに理屈はあってます。あとはあなたがこういう営業トークができるかどうかです。物を売る仕事のプロは売っているものが何であれ売れりゃいいという思考の持ち主ですが、あなたがそうなれるかどうか、はこの仕事で活躍できるかどうかを決めます。
しかし儲かるマンションなどあるのかという問題
しかし、買った時はいいですけど、年金をもらうような歳になったときにその物件に入居者が入り続けるかどうかは不明です。古くなれば退去者が出ますから。そうなると逆に負債を抱えるという悲劇になりさえします。
そういうことを聞かれたらきちんと提案できないと投資用マンションは売れません。こういうトークが必要な商売になるので、こういうことに抵抗なく、心からお客さんのためを思ってマンションを提案できる人には向いてます。