リフォーム・リノベーション・新築・不動産の教科書

リフォーム、リノベーション、新築、不動産など住宅業界ならではの「謎」を解説します。不動産兼建築のプロだからわかる「裏側」と「本音」を一般の方になるべく丁寧にわかりやすく説明することで、住宅取得に失敗する方を一人でも救いたいと思っています

【坪単価】アエラホームの口コミ・評判を徹底的に調べてみた。「クラージュ」は買い、しかし工務店選びは慎重に

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アエラホームで家を建てようか悩まれている方も多いと思います。本当にアエラホームに頼んでいいのでしょうか?業者選びは常に慎重にするべきです。今回はアエラホームがどんな会社なのか、坪単価はいくらなのか、口コミ・評判も分析してみました。

 

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まずはアエラホームの会社概要から

 
工務店を決めるときは必ずホームページを見ましょう。一番先に見るのは「会社概要」です。ここに重要な情報が詰まっています。
 

設立は1984年

 
会社はけっこう古くから営業しているみたいですね。もう33年経っています。新しい会社よりは安心感があります。
 

社長は中島鷹秀

 
業者を決めるときは社長も大事です。必ずネットで検索しましょう。
 

未来を創る家という書籍を出している

 
調べて見たところ本を出していますね。アマゾンで買えます。本気で頼もうかなと思っている人は読んでみるのがおすすめ。でも宣伝ばかりの本も多いので、参考程度にしておきましょう。
 
会社は東京都千代田区。こんなところに工務店?っていう場所ですね。従業員は315名。住宅会社としては、かなり大きな企業です。
 

次にホームページトップページを確認

 
「環境設計の家」という言葉を強く打ち出していることがわかります。はっきりいって一般の方だとすぐには理解できないと思います。環境に優しい家なのかな?って感じですね。
 

環境設計の家とは?

 
詳しくページを見てみると、基本性能が良くて環境にも優しくて快適な注文住宅を作るよ、ということです。こういう宣伝はどのハウスメーカーも工務店も打ち出しているのでそこまで珍しくはありません。が、大事なことではあります。
 

特徴は省エネ

 
省エネ性の高さを売りにしていますから「光熱費」を低くすることが可能であり、その辺りを軸に営業しているのだと思われます。
 

超省エネ住宅クラージュがいい

 
地球環境大賞というコンテストに入賞しているようです。ウェブサイトによれば、一般的な家に比べて冷暖房費を66%オフできるとのこと。これはいい。昭和55年にできた旧省エネ住宅基準の家の場合約7万5000円年間でかかる冷暖房費が2万5000円になるとのこと。差は5万。30年で150万円。かなり大きいですね。
 

アエラホームはボランタリーチェーン(vc)

 
アエラホームは全国の工務店にそのノウハウを提供しているボランタリーチェーンを展開している会社です。2016年の9月で19店舗。地方住まいの方は各拠点で相談できます。
 
ボランタリーチェーンというのはフランチャイズよりややルールが緩い縛りのネットワークといイメージで捉えてもらえればともいます。
 
 

クラージュは買いなのか?

 
気になるこのクラージュ。特徴はアルミ箔面材付高性能断熱材を使っていることです。
 
 
家の外壁面に取り付けることで家の中の熱を逃がさず外からの熱を遮ると。外断熱工法です。
 
アエラホームによれば国が定める省エネルギー基準をらくらくクリアとのこと。高気密で、高断熱な家。
 

もちろん室内は自由設計です。

 
省エネ住宅は大体どのハウスメーカーや地域のこだわりの工務店も取り組んでいますが、分譲住宅とかではそこまでこだわりない会社も少なくありません。高断熱の家に住んだことがない人はそのメリットを理解しにくいのですが、私はどんなものよりもこの断熱にお金をかけるべきだと思っています。
 
 
いいキッチンやかっこいいリビングを作ったとしても、だいだいは冬寒くてこたつに入ったまま、夏は暑くてクーラーが効いた喫茶店に避難、みたいなことがよくあります。家の中が一年中一定の温度で保たれることの価値は計り知れないメリットがあります。絶対に妥協してはならないところです。
 

そのほかにはクラージュエアリアもある

 
クラージュがおすすめですが、クラージュエアリア、コスパス、セレクトハウス、などもあります。値段や好みに応じて選べるのかと思いますが、クラージュが断然お勧めでしょう。
 

クラージュの坪単価は?

 
クラージュの価格ですが、ネット上の口コミですと、坪30〜40万という見積もりを出された方が多いようです。高性能の家ですからそれなりの値段はします。が、ハウスメーカーのような60〜70万に比べれば安い。ただ、ローコスト系ビルダーに比べればやや高いというのが相場かなと。
 

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平行検討する会社はタマホーム?

 
グーグルで検索すると、併せてこんな会社も検索していますと関連ワードが出てきます。例えば、タマホーム、アイダ設計、レオハウス、一条工務店、旭化成ホームズ、などですね。
 
タマホーム、アイダ設計はローコスト系ですが、アエラホームとはちょっと毛色が違うようですが、以前はアエラホームも比較的ローコストを売りにしていたこともあるので、その関連だと思います。
 
一条工務店は省エネにこだわりがあるので、アエラと似ているといえば似ているようですが、値段が全然一条の方が高いと思います。ハウスメーカーですからね。
 

アエラホームでクレームになった?

 
ネットの掲示板にはアエラホームについての話題が書かれたものがいろいろあります。依頼したものとイメージが違うというクレームのようなのですが、こういう意思疎通、イメージにすりあわせの不備みたいなものは、どの工務店、どのハウスメーカーでもよくあることです。対応についても会社ごとに違い、さらにいえば、営業マンごとに違います。
 
住宅産業はクレーム産業といわれます。なぜかというと、生活者の方は大金をはたいて家を買うので、できあがった家に対して、文句を言いたくなるわけです。また、業者側も家を作るということは簡単ではありません。様々な部材を使い、様々な人を動かして作るので、ミスが出やすいわけです。
 

では工務店はどう選ぶべきか?

 
完璧な工務店やハウスメーカーは残念ながら存在しません。その地域の業者をしっかり比較して、自分が納得いく業者に出会えるかどうか、が大事です。会社のネームバリューとか、商品とか、にこだわらず、よく比較して、情報収集をしましょう。

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