リフォーム・リノベーション・新築・不動産の教科書

リフォーム、リノベーション、新築、不動産など住宅業界ならではの「謎」を解説します。不動産兼建築のプロだからわかる「裏側」と「本音」を一般の方になるべく丁寧にわかりやすく説明することで、住宅取得に失敗する方を一人でも救いたいと思っています

私が中古マンションのリノベーションを選ぶ3つの理由。メリット・デメリットはどこにあるのか

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新築マンションを買うか、中古マンションを買ってリノベーション・リフォームするか迷っている方って結構多いと思うんですよね。普通なら新築のほうがいいと思いますが、むしろリノベーションのほうがいいという方も結構多いんです。なぜなのか?リノベのメリット・デメリットを紹介します。

 

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一般常識的に言えば中古マンションよりも新築でしょう

 

日本人が中古住宅を買う比率を知っていますか?13%ですよ。つまり、10人中、9人が家を買うと言ったら新築を選んでいるわけです。だから、中古マンション、もちろん中古戸建でもいいですけど、あなたは「普通」ではありません。
 

「普通じゃない」中古リノベを選ぶ理由

 
でも、最近は圧倒的に中古マンションを買ってリノベーションして住むという人が増えてます。そういう雑誌も多いし、サイトなんかも多いですよね。
 
 
じゃあなぜそのような人は新築ではなくて中古マンションのリノベを選ぶのか。その理由を紹介していきます。
 

①新築に比べて価格・費用が安い

 
一番大きな理由がこれです。安いんです。中古の家は新築に比べれば断然安いのが普通。リノベ費用を含めて、35年ローンを組んでも、前住んでいた賃貸の家賃と変わらない、あるいはもっと安くなるなんてことが普通に起きてます。
 
 
特に地方ですよ。田舎はさらに中古が安いです。その代わり賃料というのが意外と高いので、中古買っちゃったほうが断然お得。結婚相手も家族もいなくても、独身で買っちゃう人も多いですよ。
 
 

②めちゃめちゃ自由に部屋を変えれる

 
二つ目のメリットはこれです。新築マンションはもう出来上がったものを買うわけです。自分の好みに合わなくてもそれを受け入れる。でもリノベは一から全部自分好みにすることだって可能です。
 
 
キッチンとか床とか壁とか、もうなんでも。だから、こういう家にしたい!という志向・趣味がしっかりイメージできている方にすごく向いてます。例えば自転車が趣味で、これを家の中の壁にかけたいとかありますよね。新築でそんな風になっている家はほとんどありませんが、リノベなら作れますよ。
 

③資産価値が減りにくい

 
それと、中古マンションは資産価値が減りにくいんです。ちょっと難しいんですが、例えば新築のマンションを買うと、基本的には20〜30年で、その家の価値は半分くらいになるわけです。その価値のことを資産価値と言います。だから3000万円で買った家も、20年とか30年経つと、1000とか1500万円とか。もちろん特別にいい立地のものはもっと高いですが。
 
 
じゃあ、最初っから築20年とか30年の家を買うとどうなるか。すでに価値が落ちきっているので、これより下がるということがあまりないんですよね。だから損しない。よく言われるのは新築は買った瞬間に20%価値が下がるとか言いますよね。
 
 
銀行員の方とかはこういうことがよくわかっているので、新築マンションではなくて中古を買う人は結構いますよ。しばらく住んで、飽きたら賃貸に出して、その賃料で別の家に住むみたいなことをしている人もいます。
 

新築でなければ、という発想が最悪

 
中古マンションリノベは結構いろんなメリットがあるんですよ。だから、新築ばっかり考えているひとは損しています。私は、そこまで住まいにお金をかけるよりは、経験や体験にお金を使うべきだと思っていますので、中古リノベで住居費を抑えて、残りのお金をそういうものに使うのがいいかなと思います。「夢の新築マイホーム」なんていうイメージがありますが、新築を売りたい住宅会社が考えた言葉じゃないでしょうか?もっと賢く、様々な情報を手に入れてください。

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