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リフォーム・リノベーション・新築・不動産の教科書

リフォーム、リノベーション、新築、不動産など住宅業界ならではの「謎」を解説します。不動産兼建築のプロだからわかる「裏側」と「本音」を一般の方になるべく丁寧にわかりやすく説明することで、住宅取得に失敗する方を一人でも救いたいと思っています

孤独死が増える理由とは?医療費高騰で病院は病人を自宅に追い返す時代です。在宅で最後を迎えることに備えよう

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家の売却の仕事をしていると、中には高齢者が孤独死した家を買ってもらえませんか、誰かに売ってもらえませんか、といった相談が来ることがあります。私は今後このような自宅での孤独死が増えていくのではないかと思っています。このブログではよく賃貸か持ち家かみたいな記事が多いのですが、もし在宅での最後をイメージしているのなら、やはり持ち家がいいと思います。孤独死が増える理由と持ち家がおすすめな理由を解説していきます。

 

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最後は病院で看取られる、が通用しない社会に

 

今の日本では病院で亡くなられる、最後を看取られる、ということが8割を超えているそうです。確かに、高齢期は病気になったら入院して、できる限り延命治療して、病院のベッドで最後を迎えるというイメージがありますよね。

 

でもこれからはある程度病気が治ったら出ていってね、という時代になっていくんです。つまり病院にいさせてくれない、ベッドを貸してくれない。なぜなのか、後ほど解説しますね。

 

病院から追い出されたあなたはどうする?

 

追い出されたあなたは自宅に戻ります。そして当然ですが、介護が必要だったり、リハビリが必要だったりする状態なので、介護サービスを受けます。

 

でも中には介護サービスを受けられないというケースがあります。今は貧困の老人が増えていてお金がない人も多いんです。

 

パートナーや家族に介護してもらうということもあるでしょう。ただ老老介護という高齢者同士の夫婦が介護しあうという厳しい状況です。

 

息子や娘がいれば頼れるかもしれません。しかし、仕事を辞めなければならない、という介護離職の問題が立ちはだかります。辞めてくれる家族がいるかもしれませんが、その選択は実際のところ厳しのでは。

 

やがてパートナーのどちらかが亡くなると、孤独になります。安否確認の介護サービスを受けていなければ、すぐに駆けつけられる家族がいなければ、「孤独死」となります。

 

死んでいるのを発見したのが三日後とか、1週間後とか、そんなことがこれからますます増えていきます。

 

ちなみに国は在宅「死」の割合を現状10%程度から40%にしようとしてます。

 

なぜ病院は病人を追い出すのか?

 

簡単にいうと医療費がものすごい額に増えていて税金でまかなえない事態に落ちいっているということです。病床数という病人が寝るベッド数を減らしていくんです。やばいですよね。意外と知られていませんが、こういうことが真剣に進められています。

 

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病院が無理、自宅も無理、それなら介護施設は?

 

介護施設はすでに足りない状況が続いています。そのため国ではサービス付き高齢者住宅(サ高住)を増やしています。しかし今後増える高齢者の数をまかなえるかというと、全然足りないでしょう。しかもここは普通の賃料よりも高いので、お金がない方は入れませんし、今後需要が増加して賃料が上がると思われます。

 

介護職も足りない

 

そもそも訪問介護の人材が足りていないません。給与が安く続けられない、続けたくない人ばかりです。なりたい職業じゃないんですよね。だからそもそも自宅で介護サービスを受けたいと思っても、ますます増える需要に応えきれないのではと思います。

 

高齢者に賃貸住宅は意外と貸してくれない

 

高齢期に自宅がないと厳しいかもしれません。賃貸は年を取るたびにオーナーが拒みます。好んで受け入れてくれません。孤独死のリスクはあること、家賃支払いの不安があるためです。ですから持ち家の方が安心です。賃貸派の人は注意が必要です。

 

不幸にも長寿命な日本

 

長生きできる国は素晴らしいことですがみんな一斉に長生きする高齢者ばかりの国は結構大変です。社会と街と家、医療や介護サービスもすべてこれまでの通りじゃ通用しないんですね。若い方も高齢期をどう生きるか、どこで生きるか、誰にどこで介護してもらうか、そしてどこで最後を迎えるのか、一度しっかり考えてみることをおすすめします。

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