リフォーム・リノベーションで失敗しない唯一の方法はなんだと思いますか。それは事前にしっかりと情報収集することです。
家づくりは初めてだから、プロにお任せ、というふうに考えている人が多いのですが、経験的にそれは失敗します。もちろんリフォーム・リノベーションだけでなく、新築(戸建てにしろ、マンションにしろ)同じことです。
今日は情報収集の大切さと、リフォーム・リノベーション、さらには新築かリフォームか迷っている人向けにおすすめの書籍を紹介します。まだ家をどうするか決めていない人も是非読んでみてください。家がもっと身近になって、早く欲しくなるかもしれません。
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リフォーム・リノベは業者任せはダメ
なぜ情報収集が必要なのか、結論から言うと業者にだまされないように自己防衛するためです。
自分に知識がないと、業者が入ったことがいいのか、わるいのか、わかりませんし。そもそも、コミュニケーションが成り立ちません。一方的に業者に「これはおすすめです」「このやり方がいいですよ」「これくらいの金額が普通ですよ」とどんどん正しいようなことを言われてしまいますからね。
何も知らないまま、家づくりをしないようにしましょう。もちろん、プロレベルになれと言っているわけではありません。知識ゼロは止めましょうということです。
家の知識を身につけるおすすめ本
まず、一番におすすめしたいのが、増田奏さんの「住まいの解剖図鑑」です。
これは何がいいかっていうと、家というものがこれ一冊で丸分かりになるということです。しかも、550点以上のイラスト付きです。イラスト付き、これがこの本をおすすめする理由です。
例えば、どういう間取りが住みやすいか、平面図とは何か、矩計図(かなばかりず)とは何か、住宅設備の選び方、階段はどうあるべきか、ひさし(庇)の重要性、ベッドの配置、テーブルのおすすめの高さ、といったことが、イラストとともにわかります。
建築のプロが「設計」(プランニングともいいますね)する際には、必ずその理由があるのですが、それは建築を学んだことがない一般の人にはわかりませせん。この本では設計の理由、意図が素人でもわかるようなっています。
リフォーム・リノベ業者に意見できるように
リフォームもリノベも新築も、自分なりのこうしたいというプランがありますよね。この本を読むと、自分は間違っていた、認識が違っていた、ということがどんどんわかります。
また、業者からプランをもらった時に、そのプランに一方的に決められるのではなく、意見が言えるようになります。というか、この本を見ながら業者と打ち合わせをしてもいいくらいかもしれません。
字ばっかりの本を読みたくない。家のことがほとんど何もわからないという人は一度読んでみてください。アマゾンの評価もだいぶ高いので、みなさん家づくりの前や最中に読んでいるようですね。
リノベーションとは何か?その価値がわかる一冊
次に紹介するのは、リフォーム・あるいはリノベーションの魅力を理解できる一冊です。それは、ブルースタジオの「リノベーションでかなえる、自分らしい暮らしとインテリア LIFE in TOKYO (エクスナレッジムック)」です。
リノベーションでかなえる、自分らしい暮らしとインテリア LIFE in TOKYO (エクスナレッジムック)
- 作者: ブルースタジオ,石井健
- 出版社/メーカー: エクスナレッジ
- 発売日: 2014/05/23
- メディア: ムック
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ブルースタジオって何?
ブルースタジオはリノベーションの設計事務所です。リノベーションの特集が雑誌などで組まれる際には必ずといって掲載されています。リノベーションというと、最近の流行りのようなイメージがありますが、だいぶ前からこのリノベに取り組んでいるのがブルースタジオです。
この本では、家ってここまで変わるんだということが、学べると思います。実際にフルリフォーム・リノベーションされた家って入ったことがある人ってほとんどいないと思うんですが、この本では擬似体感できます。
また、おすすめのインテリアコーディネートもあり、お洒落な空間づくりのヒントが次々と出て来ます。
これを読むと、はっきりいって新築よりもかっこいいじゃん、おしゃれじゃん、という印象を持つ人がほとんどだと思います。
リノベーションって、一度全部室内を解体してしまって、またゼロから作り直すので、室内だけは「注文住宅」と同じなんですよね。
この室内に絞って設計するプロは、はっきりいって、新築のそこらの会社よりもレベルが高いです。専門会社ですからね。
室内を思い切りガラッと変えたい、という人はまずこの本を読むのがいいと思います。
中古の家を買ってリノベしたい人向けの本
最近若い人の中で流行ってきているのが中古マンションや戸建てを買ってのリノベーション。それ関係で情報を仕入れたい場合は、2つおすすめがあります。
一つは、「ビギナーのための賢い家のつくり方 中古を買って、リノベーション」(谷島香奈子著)。
ビギナーのための賢い家のつくり方 中古を買って、リノベーション。
- 作者: 谷島香奈子,EcoDeco
- 出版社/メーカー: 東洋出版
- 発売日: 2014/11/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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リノベーション専門会社が書いた本ですね。ここでは中古住宅の購入サポートから、改修までをセットでサービスしているようですね。
どういう中古を買えば良いか、どんな風にリノベすれば良いか、予算など、中古リノベ希望者には様々な悩みがあるかと思いますが、一冊読むだけでだいぶ知識が付きます。
そして、この本を読むと、やはり、新築でわざわざ注文住宅を作らなくても、中古リノベでいいのでは、と思うようになるかと思います。
中古マンションのリノベ、おすすめ本2
もう一つのおすすめが、「不動産業界の人だけが知っている新築マンションは買わないほうがいいワケ (扶桑社新書)」(城戸輝哉著)。こちらも中古探しからリノベーションを手伝ってくれる専門家の新書ですね。
不動産業界の人だけが知っている新築マンションは買わないほうがいいワケ (扶桑社新書)
- 作者: 城戸輝哉
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2016/01/31
- メディア: 新書
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新築マンションってどうなの?高すぎない?価値って下がらないのかな?なんて疑問を持っている方は、なかなか賢いと思います。新築マンションにもメリット・デメリットはあります。そして、中古マンションはデメリットばかりかと思いますが、実はメリットも多い、そんなことを気づかせてくれる本になります。
DIYすればリフォームしなくてもいいんじゃない?
最後にちょっと一度考えてもらいたい。あなたのリフォーム、わざわざ業者に頼む必要がありますか?
例えば、リビングとキッチンのリフォームだったら、確かにキッチンの入れ替えはできないけど、リビングの壁紙は自分で貼れないかな?そういうDIY(Do it yourself)がいま流行っています。
DIY本も様々出ていますが、2冊紹介します。
一つは、DIYタレントとして有名な、森泉さんの「森泉流 手づくり雑貨 MY“DIY"BOOK」。
そして、もう一つは、ポット女子DIY部「50代女子のリノベDIY」。
どちらも自分で作ることは、楽しくて、経済的で、なにより自分の家に愛着が持てるようになること、が伝わってきます。
なんでも業者に頼むのではなくて、できることは自分でやってみると、それが素晴らしい思い出になると思いますよ。
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