マンションを買おうと思っている方に注意してほしいことがあります。マンションを買うと毎月修繕積立金がかかります。すでにマンションを買っている方は支払っていると思いますが、一体いくらが平均なのか、知っておいた方が安心です。今日は修繕積立金の話をしていきます。
スポンサーリンク
知られていない修繕積立金のその理由
マンションを買う時になって初めて修繕積立金という言葉を知る方は多いです。日常生活ではまず出てきません。戸建てやアパートに住んでいる人も知らないでしょう。
では修繕積立金とは何か。これは簡単に言うとマンションをリフォームするお金の積み立て金ということです。
マンションリフォーム金額をなぜ積み立てるのか
修繕積立金はどんなリフォームに使われるのでしょうか。それはあなたが買うマンションの室内のリフォームではありません。みんなで共有している共有部のためのリフォームに使われます。
例えば外壁や玄関や廊下や階段。マンションというのは自分の部屋は自分のものですが、他はみんなと共有してすみますよね。その部分のリフォームを修繕積立金でまかなうのです。
なぜ共有部をリフォームするのか
マンションはコンクリートで出来ていて頑丈そうに見えますが、劣化していくものなんです。外壁も塗装しなければ、禿げて雨水が侵入し、もろくなっていく。だからリフォーム(共有のリフォームはよく大規模修繕といわれます)が必要なんです。
スポンサーリンク
どれくらいの修繕積立金が普通?
実は国土交通省という国の省庁からその相場が出ています。あなたの部屋の面積(専有面積)、1平米あたり200円と出ています。
となると、70平米の場合、1万4000円ですね。年間で16万8000円。結構しますね。
ただ、新築の場合もっと安いことがあります。平米単価100円程度のものもあります。これなら月7000円ですね。
古いマンションの修繕積立金は高くなる?
築年数がたつともっと高くなることもあります。というのは、古くなるといろいろ大規模修繕しなければならないことが増え、100円や200円じゃ足りなくなるんです。例えば300円になると、70平米で2万1000円。高い感じがしてきますね。
修繕積立金なんて払いたくない
そういう方もいますが、マンションは共同で住むものなので管理組合から支払いをするように言われるでしょう。またみんなが払っってるのに支払わなければ、周りから信用を失います。それにリフォームされませんから住んでいるマンションがボロボロになっていきます。
大規模修繕は1億円くらいかかることも
大規模修繕はマンションまるごと塗り替えたり、大掛かりになるので結構お金がかかります。1億円くらいかかるのも普通です。だから一人ではまかなえないのでみんなで月々ためるんです。
戸建ての方がいい?
戸建てはもちろん修繕積立金なんてものはありません。だから戸建てはラッキーと思う人もいるかもしれませんが、戸建ても30年住めばその間にボロボロになってきます。このブログでも検証しましたが、多い人で1000万円かかることもあります。そういう意味で賃貸物件はリフォーム費用ゼロですからいいかもしれませんね。持ち家を持つ方はリフォーム費用から逃れられない、これを覚えておいてください。
スポンサーリンク