家を建てようと考えている人の中で、屋根はどんな材質のモノに使用か悩まれる方も多いかと思います。また、今の家の屋根が古くなってきたのでリフォーム(葺き替え)したいという人も多いかと思います。今回は陶器瓦のメリットとメンテナンス、リフォームのポイントを紹介していきたいと思います。
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陶器瓦は60年もの間リフォームが必要ない
陶器瓦は非常に耐久性の高い材質です。お茶碗などの陶器と一緒でいつまでも長持ちします。材料は土で、瓦状にしたものに、釉薬をかけて高温度で焼けば完成です。「陶芸」と一緒です。
では何年持つのかというと、基本的には50~60年間は耐久性があります。ですので、その間、基本的には吹き替える、リフォームするという必要性はありません。
化粧スレート、ガルバリウム鋼板、アスファルトシングルなどと比較すると
屋根材には陶器瓦以外にも、さまざまな種類があります。化粧スレート屋根、ガルバリウム鋼板、アスファルトシングル、といったものです。これらは基本的に10〜20年に一回、表面を塗装する必要が出てきます。これには20〜30万円ほどお金が必要です。しかし、陶器は基本的に釉薬が塗られていますので、そのような塗装の必要がありません。その分メンテナンスコストを抑えることができるのです。コスパがよい瓦といえるでしょう。
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台風など強風には注意
しかしデメリットもあります。割れる可能性、そして落下する可能性があるということです。特に台風や大きな地震。このようなことが起きた場合、必ずプロの方に点検してもらうことをおすすめします。そのままほったらかしにすると、雨水が侵入して雨漏りになります。
しかし、これは陶器瓦に限ったことではありません。どんな屋根材でもメンテナンスや点検を怠れば雨漏りにつながります。この雨漏りというのは非常にやっかいで、雨漏りしてしまうと、その場所の特定と補修が非常に難しく、お金がかかります。いろんな業者に頼んだけど直らなかったという声はよく聞きます。
陶器瓦は地震に弱いのか?
陶器瓦は重そうですよね。実際に他の屋根材に比べれば重たいです。重いから地震が起きたときに落下しやすいというニュースを見たことがある人も少なくないかもしれません。しかし、これは注意しなければなりません。必ずしも瓦が重いから落下するわけではないんです。
そもそも家の躯体(柱や梁のこと)が耐震性が乏しく、弱々な状態では地震でぐらぐら揺れます。ぐらぐら揺れれば瓦は落ちやすくなります。十分な耐震性があり、家が揺れなければ瓦は落ちません。意外と知られていませんが、重要なのは瓦の重さというよりも家本体の耐震性なのです。
メンテナンススケジュールは20年、リフォームのタイミングは60年
20年ごとにメンテナンスをして、50〜60年目で葺き替えリフォームというのが一般的です。リフォームでは100〜150万円程度が多いですね。陶器瓦というと、なんとなく古くさいというイメージがあるかもしれませんが、耐久性という意味ではやはり強く、長持ちします。
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