戸建て住宅を新築しようと考える方の中で、鉄骨造か木造か、どっちがいいのか知りたいという人は多いかと思います。今回は新築の注文住宅を建てる、もしくは分譲住宅を建てるという方向けに、代表的な4つの工法をわかりやすく比較して紹介していこうと思います。
一番一般的なのは木造軸組工法
戸建ての木造住宅で一番一般的な工法が「木造軸組工法」というものです。業界用語的にいうと「在来工法」ともいわれます。
どういう工法かというと、柱を立ててその上に、梁(はり)という木材を渡して組み立てていくというものですね。
メリット・デメリットは?
この工法は柱や壁を自由に動かせますので、間取りが自由に作れます。また、リフォームの際の間取り変更もしやすいです。
ただし、他の工法に比べるとちょっと自身に弱いとも言われたりします。耐震化は必須です。
2×4(ツーバイフォー)も木造住宅の工法の一種です
木造住宅は大半が木造軸組工法ですが、2×4(ツーバイフォー)という工法もあります。これはアメリカが起源の工法です。2インチ×4インチの木材で枠組みを作るというもの。そこにパネルを取り付けるというものです。
メリットは地震に強いことですね。デメリットとしては箱を作るような工法なので、在来工法(木造軸組)に比べると間取りの自由度がやや劣ります。
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鉄骨造の特徴は?
以上が木造住宅の2タイプの工法でした。さて、気になる鉄骨造ですが、これは柱や梁といった構造躯体の部分を鉄で作るというものです。部材の名前としては軽量鉄骨というものを使います。
メリットは広い空間を取ることができます。デメリットとしては火災に弱い傾向にあります。
鉄筋コンクリート造のメリットは?
マンションなどはコンクリートでてきていますよね。もちろん戸建て住宅もコンクリートで作ることができます。中に鉄筋を詰めるので鉄筋コンクリート住宅と呼ぶのが普通です。別名RC造とも呼びます。
何と言ってもメリットはその耐久性ですね。マンションは中には80年、100年と寿命があると言われているものもありますので、相当の耐久性があります。
しかしコストは他の工法に比べて高いです。また、木造に比べて防水のメンテナンスが割高になりやすいので維持管理が結構コストがかかったりします。
一長一短あり、慎重に検討を
今日は4つの工法を紹介しましたが、メリットデメリットがそれぞれあり、一長一短であることが分かったと思います。私個人的には木造軸組が一番無難で良いんじゃないかなと思います。家は高い買い物なので是非慎重に検討してくださいね。